茶のシーズンがもうすぐ始まるということで色々と考える。
ブログもそれなりに書いてきたがまだまだ伝えきれていない部分は多い。
とくに東方美人農家は一般に言われている「有機」や「無農薬」という認証だけにとどまらずどこまでそれが突き詰められているかということを。
恐らく今年中には日本へと帰国すると思いますが、それまでになるべく多くのことを伝えたい。
人間が決めた有機認証という薄っぺらい言葉ではなく、本当の有機循環農法というものはどういうもので、どうあるべきか。
僕個人としてはこれは東方美人を作る上で必要な知識であり、またお茶だけでなく全ての作物にも通じる部分があると思っている。
台湾において除草剤や農薬を使っている茶畑で害虫の被害が多く出るのに、農薬や除草剤を使わないうちでは何故害があまり感じられないのか。
これは作物を作る為の畑を作っているのか、作物が自身で育つ環境を作っているのかの違いだと思っている。
わかりにくい部分もあるかと思いますが、ここには大きな差があります。
そして、根本の畑に対する概念が全く違うので管理方法も全く違ってきます、ちょっと深い話題にもなるかと思いますが、去年一年を通じて凄く思ったこと。
それは東方美人農家の畑の管理方法や苦労があまり伝わっていないということ。
どのような考えで畑の管理が行われ、どのような生態系が作り出され、循環しているのか。全てを明かすことはできないまでも、東方美人を考える上でヒントになるようなことを取り上げていければと思っています。