二つの烏龍茶を一つにする。

日本には合組というものがあるが、台湾にはそれにあたる考えは聞いたことがない。

そもそも茶に求める部分に違いがあるのでそれは別に不思議なことではないと思う。

烏龍茶の合組

課題は多いと思いますが烏龍茶で合組的な考えが出来たら面白いかもしれません

台湾、特に大きなお店では、一つの品種で大量に必要なので色々な農家から取り寄せ、品質を均一にする為のブレンドは存在する。

しかし、これは日本の合組とはやはり考え方そのものが違う。
ちなみに僕が取り扱っている機械摘みの四季春は、上記のような台湾の考えではなく、それぞれの特徴をみた上で混ぜて最後の仕上げをしているもの、これはオススメです♪

そんな中で今日はちょっと二種類の烏龍茶を混ぜて飲んでみた。
特に今回が初めてという訳ではなく、暇つぶしの遊び程度に今までもよくやっていたこと。

オリジナルブレンド

今回の二種類の組み合わせはお気に入りでよく淹れています♪

茶にはそれぞれ品種特性があり、出来上がったロットごとにまた個性も違う。

おおまかな品種特性を考えてこの二種を混ぜてみたのですが、一方の短所をもう一方が補って戻り香も強くなっている。
勿論、もっと突き詰めて色々な改善点はあると思う。
日本の合組自体簡単なものではないし、凄く突き詰められていったものだということは理解している。
ただし、台湾の製茶現場で色々と学ぶ身としてはこのような試みは是非やってみたい。

最近日本では合組から品種を楽しむ流れが大きくなっている。
台湾では元々品種ごとに飲むので、逆に日本の合組的なブレンドが出来たら楽しいだろうなと思う。

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