昨日からの翠玉の烏龍茶作りが今朝8時に終わり仮眠。
11時に起きて雨がなければ畑に出て青心大有の摘採予定でしたがあいにくの天気。。

このような日は家で出来る仕事になる訳ですが、今日は夏や秋に製茶した烏龍茶の焙煎作業をすることに。といってもこれは主に大先生のお仕事です。。

朝から大先生が焙煎をかけていたものをテイスティング
水色が綺麗ですね
このお茶、実は色々な品種が混ざっています。
夏から秋にかけて製茶したものをブレンドし、焙煎をかけたもの。
日本では高級茶とか逸品とか…台湾茶を売るお店ではそのような触れ込みが多いので「ブレンド」というと安いイメージや悪いイメージを持つ方もいるとは思いますが、個人的には少し違った意見をもっています。

というのも、、楽しみ方がちょっと違うからです。
普段飲む単一品種の台湾烏龍茶というのはその品種特性を楽しむものですね。
では今日のブレンドされた烏龍茶は?というと…

烏龍を楽しむもの。だと思います。

「烏龍を楽しむ」聞き慣れない言葉だと思いますが、それぞれの品種を烏龍茶にした時に品種特性とは違う共通した烏龍茶の味があります。
ですから今日ブレンドして焙煎した烏龍茶、口に入れた瞬間はフラッシュバックのように色々な品種の個性が複雑に主張し合い出てきますが、共通した烏龍茶の味があるのでその後にちゃんと一つにまとまっていくんです。。
実に面白いお茶だと思います。
下の写真を見て下さい、品種が混ざっているのに違和感がありません。
均一なブレンド
製茶時の醗酵度が均一であり、焙煎度も均一である為ブレンドしても全く違和感がありませんよね?
これは製茶をしている茶師の力が安定していることを意味するものでもあり、誰がやっても「烏龍を楽しむ」お茶になる訳ではありません。。

ちなみにこのお茶はブレンドしてあるので「烏龍茶」という名で売られます。

 

 

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