今回は日本茶、印雑131です。

台湾でも何度かこのお茶を淹れて飲んでいますが、普段は畑作業や製茶に忙しくゆっくりと向き合うことができなかったので今回は時間をとって淹れてみました。

すすりの茶器

常滑焼の茶器(右) 茶はその性格、特徴、何を出したいのかで茶器を選びます

使う茶器はこのようなもの、常滑の陶芸家の方から買ったものです。
お茶=急須の方には見慣れないものだと思いますが、先日も少しふれましたが出し方、出したい茶など…色々な条件を考えて選んでいきます。

印雑131

品種特性を生かす為に多少萎凋が入っています

氷

茶葉の上に氷をのせて…

準備した茶器に印雑を入れ、そこに氷を、そして上から少しの水を…。
過去何度か印雑を淹れてきました。
熱湯でさっといれたりぬるくしたり、水で淹れてみたりと…
色々考えた結果、やはり渋味の強くでるものなので、かなり冷やした水で淹れていくのがいいだろうという結果になり今回に至っています。

萎凋が入った行程をとっているので水色は煎茶とは少し違います
水色は緑茶にあるような色と少し違います。
これは製茶する際に少々萎凋をいれているということなので、そのへんに起因するものだと思われます。

飲み口はかなり濃厚。
過去何回か淹れた時に気になっていた渋味もなく、そしてとにかくコクは強いお茶です。

氷出し

氷の奥に茶葉がうつりなんともいえない綺麗な絵になり、見た目も味も楽しめます

二煎~三煎と飲んでいくと、茶葉の上の氷も溶け出しお茶が透け、綺麗なコントラストが出来ています。
飲み口は一煎目は強いコクが特徴だったのに対し、煎を重ねることに桜の花のような香りが出てきてゆっくりと変化を楽しみながら味わうことが出来ます。

このような淹れ方は烏龍のような球状だと難しいのですが、東方美人や蜜香紅茶でも面白いなと思っています。
その際にはまた茶器を多少変えないといけませんが、明日にでもトライしてみましょう♪

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