本日夕方の便で日本から台湾へ戻りました。
もう何度も行き来しているので既に海外へ来たという意識は全くなく、単に実家へ戻ったような不思議な感覚であります。
しかし、日本に帰国した際に髪をバッサリと切ったので家についた時、うちの番犬が僕と気づかず吠えてきました。
すかさず名前を呼ぶと一瞬「あれっ?」とした表情を見せた後シッポをふってナデナデを催促してきましたが、その前の気づかなさぶりが少しむかついたので今回はお預けです、番犬なら気づきなさい仕事なのだから(笑)
余談になりますが…
僕は飛行機、特に曇り空の日に乗るのが大好きであります。
飛行機は可能ならいつも窓側をとりますが、飛行機の上から見る雲の風景はとても綺麗ですね。
じっくり見ていると雲は何層もあり、気流の関係でしょう、それぞれに動くスピードが違いそれを眺めているのが楽しくてたまりません。
途中で一部分だけ盛り上がった雲を見ると「天空の城ラピュタ」の龍の巣を思い出し、もしかしたら本当にあるかもしれないな、いやあってほしい…なんて本気で思ったりします。。
まぁ、そんな話はどうでもいいとして…(笑)
家について荷物を自分の部屋に置いた後は相方と談笑が始まる。
今日は東方美人の摘採のあった日で、ついた時もまだ製茶途中でした。
今年は摘み手の問題を解決して、狙った日にまとまった量で製茶をできるようになったのでクオリティーはここ数年でもかなり良いものが出来ています。
別に普段の年でも、コンテストに出せば当たり前のように上位に入って帰ってきますから今年はそういった意味でかなり期待がもてそうです。
とりあえず茶を一杯ということで…
出てきた東方美人を一口、それを確認して相方が
「この東方美人どう思う?」
と…。。こんな質問はあまりしてこないので何か迷っているのかな?と思いつつ正直に…
「東方美人の甘みは出ているし、この出来なら市場に出たらそこそこいい評価じゃない?でもうちで作るレベルとしては全然物足りなさを感じるけど!?」
と伝えると
「そうだね。実はこの東方美人彼の」
と、工場の奥にいた人を指さす、知り合いの茶農家さんのものでした。
台湾ではよくある事なのだが、どうやら自分の中では出来がピカイチだったらしく、自信満々でうちに持ってきたらしい。。
隣で話を聞かれなくてよかったと思いつつ相方との話に花が咲く。
というか僕も僕で…思い出しながら文字に起こしていくと、「物足りない」とよく言ったもんだと自分で思います、随分と生意気になったもんだ…(笑)
前述したように今年は摘み手さんの問題を解決して一日である程度まとまった量を作れるようになったので日程的にはかなり余裕がある。
いつもの年ならほぼ毎日少しずつ作っていたのだからだいぶ楽になりそうです。
そんな話をしつつ、この先の畑の管理などの予定をどう進めていくかを確認。
今日摘み取った葉の殺青作業が朝方になる予定でしたが、僕は日本にいる前日から睡眠をとっていなかったので今日はゆっくり休ませてもらうことにしました。