夜中の2時半から大先生と青心作業に入り、明け方に終わった。
最後に殺青、揉捻した茶葉の初期乾燥が終わるまでの間、最初に初期乾燥を終えた茶葉を淹れての確認作業。
初期乾燥では水分を半分ぐらい飛ばすので、市販で売られるような生茶よりももっと水分が多い状態。
まだ本格的な乾燥や焙煎もしていない為、水色はご覧の通りかなり青い。
一口入れるとかなり青みを感じる、しかしその後にちゃんと甘みが出てくる。
乾燥や焙煎を加えてる事でこの強い青みは多少抜け水色も変化する、今回仕上げた四季春はそこそこのもの。
手摘みなどではなくハサミで刈り取り、葉も不揃いだが、このような条件の時はその中でどこを切ってどのように仕上げていくのかがポイントになる。
この後、乾燥などを終え、枝取りをすれば、最近の高山茶などを好むような人好みのお茶になるだろう。
大先生はあまりこのような青いものを好まないが、葉の状態を見てこのようにしたものがベストだろうと思い判断したものだと思う。
生葉に熱を通す「殺青」という作業は、釜にいれられる葉の量も限られる為に全ての葉が終わるまでに何十回という回数が必要になる。
一緒に殺青作業をしている時に、最初の1~2回の後、時間や回転数など若干の微調整を加えたのでそれがこの判断をした時であろう。。
さて、明け方のテイスティングをした後、午前中は睡眠。
午後、夕方前から大先生と奥さん、そして僕とで畑へ向かった。
トラックは二人しか乗れないのでこのメンバーの時は僕は荷台になります、嫌いではありません(笑)
秋茶2日目だ。
本日は青心大有を刈り取る。
久しぶりに一番大きな畑へ来たが、夏茶の最後に刈り取った翠玉はまだまだ葉も小さかったのだが、大有に関してはかなり生長していた。
本日は夕方前から刈り取りに出たが、実は良いお茶を作るにあたって葉を刈り取る時間帯というのは結構重要になってくる。
夏には朝から刈り取ったりもするし、今ではしなかったり…
作るお茶、狙うお茶、季節、前日からの天候など…色々な要素がかかわります。
また刈り取る量も重要になります。
このへんの事は日本へ帰国した後、HPを本格的に作り上げていくのでそこでお話できたらと思います。