台湾という国は今でこそ中華民国という正式名称を名乗るようになったが、歴史を見ると紆余曲折の連続である。

オランダ統治時代があり、清国時代の台湾省、また日本統治時代がありと…激動の歴史がある。

台湾1860年台湾1885年台湾1920年

そしてこの歴史の紆余曲折に台湾茶も翻弄されてきた。
写真を見ると1885年には、台湾において茶の生産が一大産業になっているのが伺える。その後日本時代には日東紅茶における紅茶産業で世界的に成功を収め、日本の敗戦とともに紅茶産業も国際競争力を失い衰退した。その後、蒋介石の時代には農民は自分で製茶をすることさえも許されず、李登輝元総統の時代に入り、再び台湾茶は繁栄を迎える。

台湾1945年台湾1970年台湾1995年

写真は台北MRT雙連駅の改札前の壁に飾られていたもの。
上に書いた歴史とは違う内容だが見ているだけで色々なことを学べる。
台湾では地下鉄の駅と駅を結ぶ地下街や街のいたるところに歴史の変遷を伝える写真やアート作品を飾ることが多い。日本では広告ばかりが目につき煩わしさを感じるのだが、台北は歩いていて色々と勉強をしたり鑑賞したりできるので楽しい。台湾に遊びに来る方はこのような部分にも目を向けて頂けると色々と楽しめると思います♪

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