本日は親の台湾観光の付き添い最終日。

初めての台湾という事で主要スポットを中心に周っているが夕方の便までの時間をとって国立故宮博物館へ。

ここは、フランスのルーブル、アメリカのメトロポリタン、ロシアのエルミタージュと並んで世界四大博物館の1つに数えられています、実は凄いところであります。

国立故宮博物館

世界四大美術館の一つである台湾故宮博物館


と言っても、ここは特に記事にする事もないので…
ここ何年か中国からの団体のお客さんが多く、博物館の中はかなり…見にくい状況になっています。

博物館からの帰り、タクシーに乗りホテル方面へ帰っていたのだが、運転手の方が日本語ペラペラ(台湾ではよくあります)、そしてかなりの日本好きという事で話が弾んだ。

台北圓山大飯店

実は日本人との関わりがある圓山大飯店


その方の薦めで、世界10大ホテルの一つとされる圓山大飯店へと立ち寄ってもらった。
かなり高級なホテルだと思っていましたが、国営から民営へと移行し値段も1~2万5000円くらいで泊まれるそうです、不便な場所ですが、ご興味のある方は是非。

この圓山大飯店のある場所は日本人と関係の深い土地でもある。
実はこの土地、日本の統治時代には幕末・明治時代の皇族、陸軍軍人、台南で薨去した北白川宮能久親王(きたしらかわのみや よしひさ しんのう)を主祭神とする台湾神社(台湾神宮)があった場所です。

統治時代の台湾にはこの北白川宮能久親王を主祭神とする神社が台湾に60程あったとされるが、敗戦後それらは全て廃止された。

その後、台湾神宮の跡地は台湾大飯店となり、1952年に圓山大飯店となった。
この大飯店は国営で運営され、この建設などを指示したのが蒋介石、運営をしていたのが確か蒋介石の奥さんだということだ。。

圓山大飯店の中

天井が高く開放感があります

圓山大飯店の天井

天井もかなり豪華です

ホテルを見ると一度は泊まってみたいと思いつつ、歴史的背景を知ると日本人としては少し微妙な感じになってしまうものですね。
でも、旅の記念、いつかは泊まってみたいと思っています。

台湾はこのように日本や日本人との歴史が深く、これは今回のホテルだけでなくお茶でも深い関わりがあります。
時が経つに連れ、忘れ去られてしまう事が多いものですが、色々な文献をみたり調べたりすると現在の台湾茶の基礎が出来上がる上で大きな役割を果たしたのも日本人です。

台湾茶と日本人

あまり取り上げられませんが現代の台湾茶を語る上で日本人の存在は欠かせません


品種、土地、道具にせよ…日本の統治時代にかなりの進歩を見せています。
日本の農家さんが烏龍を作りたがったり、台湾茶好きの方が烏龍にひかれたり…現代はそのような時代ですが、歴史を辿っていくとそこには日本人が必ずといってよい程関わっている国、それが台湾です。

日本のように1000年、2000年と歴史のある国ではありません。
原住民の方は昔から居たでしょうが、進んだ文明もなく、日本のように古い仏閣などがある訳ではありませんから観光スポットも割と近代的なものが多くなります。

しかし、色々なものの中に日本人の痕跡や足跡を見つける事が出来ます。
台湾とはそのような点においてとても楽しめる国だと思います♪

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