本日は昨日畑に運び入れた有機肥料を畝間へ入れていく作業。

昨日のブログの写真で積み上げられた肥料があると思いますが、まずはそれを畝間の中に均一に置き直し、更にそこから手作業で一袋ずついれていきます。

畝間の有機肥料

有機肥料を一袋ずつ手で引きずりながら畝間に入れ土質や害虫のチェック

こんな感じで肥料を畝間にいれていきます。
今日だけで500袋程、ちょうど1トンぐらい、残りは明日になります。

畝間の雑草

隣の畝間まで1メートル、雑草の生え方に違いがあるのがわかりますか?

かなりの体力仕事ではありますが、やはり昨シーズン畑の管理をしているのでだいぶ余裕も出てきました。
写真の畝間、一列違うと雑草の生え方が全然違います。
距離的には1メートル程しか離れていませんが、全く違う土質になっています。
この土の状態を理解し、今どのようになっているのかがわからないと適性な管理が出来ず良い生葉がとれません。
肥料はいれるだけでなく、入れたらそれが土の中で何をおこし、何が生まれ、茶樹にとってどのような影響があるのか知らないといけません。

蚕の一種の害虫

茶葉を食べる蚕の一種、素手で触ってもOK

茶畑のカマキリ

害虫駆除役のカマキリ、カメラ目線♪

作業として肥料をいれる。
だけではなく、こうして土質などを全てチェックしながら進みます。
また今の時期は蚕の一種である毛虫に似たような虫が茶樹に住み着き、葉を根こそぎ食べていくので、肥料をまきながらそれらをチェックし、処理していきます。
上の左の写真がその虫にあたります、害虫と言うと味に影響がありそうですが、この虫は根こそぎ親の葉も新しい葉も食べ尽くすので味ではなく多すぎると産量に多少影響が出ます。

土の話ですが、1メートル、畝間1本違うとだいぶかわる部分はあります。
うちは、理由があって写真のように1本隣との畝間とではだいぶ違います、わかっていてこうなっているので特に問題はありません。
有機やオーガニックとうたう方は沢山いますが、本当に大事なのは有機でも農薬を使っても…土がどのような状態なのか見て判断できることです。

こうして実際に土に触れ、どの状態が良いのか理解しておくと他の方の畑を見た時にどのような管理をして茶を作り、そこからだいたいどのくららいのレベルで茶を作るのかがわかります。

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