昨日は台北でお客様に会い、茶藝館で色々と話をした。

その後、夜市(日本の縁日みたいなもの)に行き、食事をして解散。

時間的に家に戻れないので僕は馴染みのゲストハウスに一泊、オーナーさんとは一緒にタイへ行ったりとわりと仲良くさせてもらっているので深夜までビールを飲みながら色々と語った。

台茶17号と太陽

太陽に照らされた夕暮れ時の台茶17号の茶畑

お昼過ぎに家に戻り、そのまま畑へ直行。
ゲストハウスを出る時に「帰ったらそのまま畑仕事っすよ」と言ったらかなり驚いていたが、基本この時期に休みはないので仕方がない。
この時期に仕事をさぼると後々自分の首を絞めることになるので…。

ということで残った雑草のある17号の畑へ向かう。
途中、相方のお兄さんが管理している牛小屋の横を通り、いつも通り牛にガン見されつつも平常心で畑へ向かう(笑)

牛のガン見

牛からの熱い視線を受ける…

太陽の高い時間で気温湿度とも高く体力は予想以上に奪われるので一畝終わるごとに軽く休憩を入れる。
水分を補給しながら、茶畑の様子を見て時間を過ごす。

台茶17

ウンカの影響がわかる写真、詳しくは教室などを開いた際に…

ちょうど雑草を抜いている17号白鷺の畑。
ウンカの害がどれほど出ているのか非常にわかりやすい一枚です。

雑草抜きというのは単なる作業にすぎませんが、その中で茶樹をみつつ、土をみつつ色々とわかる部分や変化があります。
よく、雑草抜きに関しては大変だねとか暑さに対して心配してくれる知り合いも多いのですが、本当にこここそが茶の原点で、僕にとっては学校のようなものです。

ただ答えは聞くものではなく、自分が経験したことなどをもとに推測しイメージします。
この繰り返しが基本であっていれば他の事柄とのつじつまが合うし、間違っていれば合わないし…そうなった時に初めて聞くようにしています。

地道で長い時間がかかる茶への理解ですが、製茶現場だけでなく畑の経験からも色々と考えられるのは自分にとって本当に大きな強みだなぁ…と最近感じています。

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