今日は1日オフでした。
今、青心烏龍の重発酵、重焙煎を飲みながらブログで何を書こうかな~と考えていたんですが、茶器についてちょっと書きましょう。

蓋碗やら茶壷やらガラス製のものやら色々ありますよね。
僕の家ではこの写真に写っているものを使うことが多いんですが‥。
不思議なものですね。
うちの農家には日本からも台湾からもお客さんは来るのですが、日本の方というのは茶器に凄く拘ります。
いいと思います。ある部分では‥。ただ‥
固執する方が多いのがちょっと気になります。
一度お客さんに写真のものでお茶を淹れた時に
「蓋碗で入れたら味も香りももっと出るから自分で淹れたい」と言われたことがありました。
原因としては日本で中国茶や台湾茶の勉強をスタートさせたからでしょう、まず形から入りますからそこで凝り固まってしまっているような気がします。。
確かに蓋碗や茶壷で淹れたら熱が逃げにくいので多少変わるかもしれません。

でも、、
大切なことは蓋碗でも茶壷でもガラス製のものでも、使いこなしているかなんですよね。
それぞれに特徴はありますし、いい部分悪い部分があります、そして使っている茶器の中で今、茶葉がどのような状態になっているのかわかっていないと良いお茶は出せません。
ですから、上に書いたような方を見るとちょっと悲しくなります。
お茶というのはお客さんに届いた時点ではまだ完成していません、お客さんが出して飲める状態になった時が最終完成品だと思います。
良いお茶を選ぶのは茶商の仕事ですが、それを完結させるのはお客さんです。
ですからネットショップがオープンし、お茶の教室が開けるようになった時にはこういうお客さんをサポートできたらと思います。
「茶器によるお茶の出し方と味の違い」
なんて、お茶教室でやる人は殆ど見たことありませんが、こんなお茶屋がいてもいいかなと自分なりに思っています☆

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