昨日で無事夏茶が終わり今日は一日オフ。

と言っても、外に出かける気力は残っておらず家でひたすら横になる。。

昨日ふと先生でもある相方が「最近疲れがとれなくて朝起きれないんだよね、体悪いのかな…」とボソッと。。

それに対して「いや、俺もここ最近そうなんだけど…」

結局、力仕事をして筋肉がムキムキになっていても、残念ながら人生における体力のピークは過ぎたという結論に至った。。

悲しい現実だが受け入れていかないといけない、頑張ろう30代男子(涙)!!

2012年夏の翠玉の畑

こちらは翠玉

2012年夏の白鷺

こちら白鷺でございます

さて…
真面目な話に戻りますが、工場でゴロゴロとしていたので、昨日の17号白鷺、一昨日の13号翠玉がどんな出来だったか確かめてみる事に。

写真は撮ったと思い込んでいたのだが撮っていなかったらしく…畑の写真でごめんなさい。

とりあえず一人で淹れて淡々と飲んでいると大先生登場。
翠玉についてはまぁそこそこ、白鷺は香りが弱いなという印象だったので大先生に「どうですか?」と聞いてみる。

実は白鷺は萎凋している時も香りが悪くなかったし殺青もおおむねうまくいき、殺青機から降ろした時も良い香りがあった。
製茶工程で大きなミスなどはなく、自分としてはもっと香りがあってもおかしくないのに…という部分があった。

大先生が一口飲んでそこから講義スタート。
何故今回の白鷺の香りが弱かったのか、答えから言うとそれは刈り取ったタイミング。

熟した茶葉

烏龍は熟した葉を刈取り作られます、写真は青心大有


烏龍は熟した葉で作られたものの方が香りや味は強い。
しかし熟すといっても数ある品種、皆一様ではない。
やはり品種によって完熟になったものが良いものやその一歩手前など色々ある!と。。

しかし…
自分の経験では殺青前に香りがあり、殺青と揉捻を終えた時に香りがよく出ていれば出来上がりはほぼ計算出来ていたのだが…
今回のようなパターンは初めてだったので少し戸惑いがある。。

大先生の説明は仰る通りで、色々な品種があればやはりその品種によるタイミングは絶対にあるものである、そこは容易に理解できる。
しかし、製茶中の出来からイメージしていたものと若干ズレが生じてくるのは本当に厄介でお茶とは本当に難しいものだ、まだまだ勉強すべき事が山積みだ。。

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