冬茶が終わった畑で冬片が出ていることは伝えましたが、最近の畑の様子をまとめてみました。

まずは最近茶樹の植え替えなどもした台茶13号、翠玉の畑。

翠玉の冬の畑
ここは、冬片諦め冬茶へでも少し触れましたが、去年台刈りをして今年は一度も収穫をしなかった畑です。
お客さんが冬片を作りたいといってうちに来た時に、他の畑では新芽が出ていなかったのでここの葉を使って冬片ではなく冬茶を作ろうか…となっていました。
今の畑、新芽の状態から手摘みで摘み取って烏龍茶を作ったらかなりの極上品が生まれる事は確かです。

でも、今の段階ではその話もなしになりました。
台刈りして1年目、今の新芽を無理にとると来年以降に影響が出るだろう!と予測し、刈り取りはほぼなしという流れになっています。

続いては冬片関係、下は四季春の冬片です。

四季春の冬片
金萱の畑では冬片が出ていることは報告しましたが、四季春と台茶17号白鷺の畑でも冬片が確認されました。
この3つの畑は冬茶を一番最初に作った場所。
その刈り取り後に冬にしては暑い日が続いたりしたので芽が出てしまったと思われます。

四季春の畑
写真は四季春の畑、金萱の冬片は「冬片から台湾高山茶を探る」をご覧ください。
まず17号白鷺ですが、冬片は出ているものの全体的に茶樹が大きい為、新芽の数が多い為に栄養がいきわたらず小指程度のものしかありません。

四季春と金萱ですが、こちらは冬片を作ったらかなり期待のできるものです。

が、、
元々畑が小さい為に量自体がありません。
茶摘みのおばさん達を呼び寄せ手摘みしてもコストを計算すると普段の倍以上の値で売らないと採算がとれません。。

ということで、
そんな高額になったらお客さんも買えないから冬片はやめるべ!的な流れになっています。

ただし、金萱に関しては今年の冬に台刈りを控えています。
茶樹への影響を考えても冬片を作って支障はないことから、僕一人で摘みに出て作るという選択肢が残されています、笑。
この場合一人で10キロ以上摘み取らないと揉捻作業ができなくなるので今迷っています。。

ただ、毎年冬の金萱茶は手摘みで作り高山に負けないだけのクオリティーを出しています。
今年は天候不良で機械摘みになってしまったのと、今のタイミングを逃せば来年1年は台刈りの影響で金萱の収穫はないでしょうし、これだけのいい生葉で勉強しながら作れるチャンスもほぼないので…。。

一応僕一人で摘み取り、サポートしてもらいながら製茶する件はOKをもらっているので天候との折り合いがつけば頑張ってやってみようと思います。

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