8月末から畑仕事を離れていたため、茶樹の様子がわからなかったのだが、帰る前日に畑まで出る用事があった。

雑草取りのバイトさんを雇っていたのでその方達にお弁当を届ける為に、台茶17号白鷺をメインで植えている畑へといった。

13号翠玉

13号翠玉

17号白鷺

17号白鷺

ここには台茶17号白鷺と台茶13号翠玉が植えてある。
17号の半分は去年の冬に中切り、13号はその前の年に台切りをしている場所である。

今年収穫出来るのは台茶17号の一部のみである。
東方美人後のブログで上げたが17号は最後まで東方美人を作っていた畑である。
元々は早生の品種なので、いつもシーズンには四季春→17号と刈り取っていくのが普通の流れである。

しかし今年収穫できる畑は茶樹も大きく、東方美人を少し長引かせた影響もあり、夏茶の17号は一番最後に刈り取った。
そして秋茶はなく、冬茶へそのままいく。
他の品種は年5回の摘採だったのに対し、17号は今年は4回となる。
恐らく冬茶終了後にこの大きな茶樹となった17号は台切りか中切りされるだろう。

他の17号と13号に関しては順調に育っていた。
今年はウンカの当たり年で東方美人の時期には茶樹を生長させたいのにもかかわらず大きな被害が出て心配したのだが乗り切ってくれた。
上の写真を見てもかなりしっかりとした畝になってきているのがわかる。

17号白鷺の様子

葉の特徴や新芽の開き方、他の烏龍品種とはちょっと違い、紅茶系の品種に近いイメージがあります

恐らく来年からは更新され若返った茶樹から良い烏龍が出来てくる事だろう。
うちには色々な品種があったのだがこの17号白鷺というのは少しかわっているな~という印象がある。

静岡の生産家さんの畑で「べにふうき」を見た時に17号と葉の形状や出方が似ているな~とは思っていたのだが…
17号というのは元々烏龍品種ですが、紅茶にも適しているという品種。
やはり、直近の交配ではわからないが、そこまでくる前におそらく紅茶系の品種が入ってきているのだろうなと思う。。

白毛猴(はくもうこう)の血をひいている事は確かで、葉の形も雰囲気的に若干似ている部分があるのだが、やはりそれよりも紅茶品種の多くに近い。
こうやって品種一つ一つの特徴がわかってくると面白い。

この辺の品種の流れや歴史というのは現地にいなくてもある程度調べられるつてが出来つつあるので、HPなどで随時あげていければと思っています。

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