昨日のブログで大雨で工場が水浸しになったことはお伝えした。
しかし、一番の被害は家の裏山が崩れたこと、この崩れた土砂が家と塀の間にたまり、水路を絶たれた水が家に入ってきたのが工場が浸水した原因です。
写真が家の裏の崩れた部分。
僕の住む桃園では今回の雨は200年ぶりぐらいのものだそうです。
恐らく、短時間にふった雨量のことだと思いますが…
とにもかくにも凄いことになりました。
土砂は石も含み、最初は家族だけでなんとかしようと思いましたがとても出来る量ではなく、村長さんにお願い。
村長さんが頑張って交渉してくれ、近くの軍隊の方が昨日、今日と来て作業をしてくれました。
勿論僕もその作業に加わり復旧作業をしたわけですが…
前日が7人、今日が5人、軍隊の方が来てくれても二日間かかりました。
確かに大雨の影響で山が崩れはしましたが、これは天災でもあり人災でもあります。
家の裏山は他の方の土地ですが、元々水の流れる自然の水路があったのにもかかわらず自分都合でその水路をかえてしまったのも原因。
山のバランスが崩れ水が一方向にしか流れなくなり、負荷がかかっていたのは間違いありません。
人間は常に自分の都合のいいようにしか考えず支配しようとしますが、自然というものは人間がコントロールできるものではありません。
今回のものも山の特性をみて手を加えずにいたらここまでの被害にはならなかったはず。。
自然に手を加えるならちゃんとバランスを見てあげないといけないでしょう、人間の都合だけで変えてしまったら絶対にどこかのネジは外れるでしょう。
色々考えさせられた出来事でしたが…
復旧作業に来てくれた軍隊さん、そして日本から僕の密着取材で来てくれ、撮影を中断し手伝ってくれたスタッフの方々にはこの場をかりて
「ありがとうございます」
とお礼を言わせていただきます。