たまには息抜きのブログを。。

仕事の合間、お昼の時間に食事に誘われたので近くの故事館へと相方と出かけた。

一家一菜

各家庭でおかずを一品ずつ持ち寄って皆で楽しむイベントです

ここは地元にある故事館。
台湾の昔の生活を知る事の出来る町の小さな博物館的な存在だ。

台湾軍

中華民國の資料

日本の統治

昔の漫画本、日本のものですね

昔懐かしい

日本による統治時代のものですね、なんとなく懐かしさを感じます

館内には地元の昔の風景写真やら家の中の様子、当時の学校の様子が再現されており、また地元の民芸品なども置いてあったりする。

昔の学校

昔の学校の教室が再現されていたり

文化

文化的なものも飾ってあったり

最近ここが中心となり若い人達に農家の体験ツアーなどを企画していて、うちに茶摘みの体験ツアーで来たことがきっかけで仲良くしている方達である。
台湾に詳しい方なら知っていると思うが、台湾では内省人、外省人という言葉がある。
蒋介石が大陸から来る以前に台湾に渡って来た人達を前者、この方達はわりと反中、親日派として呼ばれる。
一方外省人と呼ばれる方は蒋介石と共に中国から入って来た方達なので反日派として呼ばれる。
そしてあまりニュースにはならないが国内において内省人と外省人の対立はあり、実際に色々な問題が現代においても深くあるのが実情である。

家の中

昔の雑貨なども

戦争の記憶

戦争の記憶、爆弾ですね…

この故事館は外省人の方が多く住む地域にあるので、当初は少し戸惑いを感じたが、僕らの世代ではこのへんの話はもう過去のものである為、皆さんがフレンドリーでホッとした。。

この日のイベントは「一家一菜」。

皆で

各家庭一品ずつ持ち寄り皆で楽しむイベント

参加している方、家族で一品ずつ料理を持ち寄り皆で楽しむという企画である。

凄く良いイベントだな~と思っていたのだが実はこれは戦争の記憶でもありました。
昔、戦争中は男性は兵士として戦地に赴いていたので、各家庭は少ないおかずでさみしく食事をしていた、それは容易に想像できる。
そのような状態の家々が集まり、一家で一つのおかずを持ちより皆で食事をし、淋しさを紛らわしていたのだという。。

故事館

短い時間でしたが、貴重な体験ができました


台湾で戦争と言えば、日本統治下にあった第二次世界大戦をさすものであることは間違いない。
日本人としてこのいきさつを知った時は少し複雑な気持ちにはなりましたが、この風習が現代において初対面の人と人をつなげるコミュニケーションとして活用されているのには感心した。

畑や製茶で日々忙しく、台湾国内を旅行したり遊びに行く日というのはほぼゼロに等しい中でこのような体験が出来た事は、たった1~2時間でしたが貴重な時間となりました。

【一緒に読みたい関連記事】