帰国も近くなっているので荷物と同時にお茶なども整理しつつある。

その中で2011年の冬に仕入れた3ロットをどうしようかと悩んでいる。

2011年冬ロット

2011年冬の3ロット、青心烏龍・青心大有・翠玉


青心烏龍、青心大有、翠玉の三種、ハサミで刈ったもので店主日常茶として紹介しているものである。
当初は冬から3ヶ月後の春に乾燥なり焙煎を考えていたのだが、保存方法などにちょっと手をかけてその時期をずっと伸ばし、時間をかけて育ててきた。
少し前に一度確かめてみたのだが、初期の青さやトゲトゲしさがなくなり甘みコクもあり、良い状態に変化してきている。

このままでも品質としては良いのだが、少しだけ水分を抜いた方がよりシャープになり香味が引き立つだろうと思い、焙煎機にいれようと思っている。

ただ、軽い乾燥に留めるか、もう少しいって若干の焙煎をいれるかは迷っている。

2011ロット

何故このような形状にするのか、烏龍は丸めればいいものではなくやはりここにも理由があります


ハサミで刈り取ったものなので手摘みで最高級の烏龍とは異なるものだが、とても良いお茶に仕上がっている。
日本でも台湾現地でも、今は半球状のものが多くこのような茶葉の形は街のお茶屋さんであまり見かけなくなっている、あっても見向きもしない人も多いのではないだろうか…。

しかし、この形になるのには理由があるし、この烏龍に関しては丸めるよりこの方がベストだと思っている、そのような部分を日本にも伝えていきたいし、仕入れたものは自分の子供だ、やはり一番いい形でお嫁に行って欲しい。

一晩考えて明日、焙煎機にいれます。

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