台湾人と日本人の違いについて。

昨日は購買行動についてお話しましたが今回は「投資」についてです。

茶のまとめ買い

東方美人の箱買いも珍しくありません

何が違うの!?台湾人と日本人」で現地の方の台湾茶の買い方をお伝えしました。

気に入った台湾茶があればまとめ買い!この感覚は投資にも似ていますよね?

台湾人(中国人や華僑も含めて)は「これだっ!」と思ったものがあればそこにお金をつぎ込みます。

例えばそれが商売になる時なら決断力と行動力、投資が早い。

例をあげると
台湾の携帯メーカーのHTC、スマートフォンのブーム到来前からそこに目をつけ開発を行い、創業14年程で既に世界のトップメーカーになっています。

中国を見ると太陽電池メーカー、サンテックパワー(尚德太陽能電力有限公司)が創業10年あまりで世界のトップメーカーになったのも投資力、原材料を長期的に抑えるあたりはさすがだと言えます。

やはり現地にいて思うのは台湾人を含めて中華系の人々は商売上手だなと思います。

上に上げた二例はいい例ですが、投資や商売目的がいきすぎて逆にマイナス面も多く存在するのも事実です。

当ブログは台湾茶をメインとしているので、茶の事柄をあげますが…。

高山茶区の乱開発

乱開発の進む高山茶区

マイナスに出ているのは台湾茶ではもうブランドとして確立しつつある高山茶。
高値が付く為に色々なことが起きています。

・高山の無秩序な乱開発で毎年、土砂崩れなどの災害が出ている
・国有林などにも茶畑を無断で作ってしまっている
・海外で生産された偽物がかなりの割合を締め偽物が出回っている
・茶商が商売目的で買占め何人もの仲介が入るので市場に出ると高値がつく

ざっとあげるとこのくらいあります。
以前、高山茶区の事件を取り上げた際にも色々述べているのでそちらも参考にしてください。

わかりやすく簡単に書きましたが、日本との違いが色々あると思います。
日本人は投資力に弱いと言われますが、行き過ぎたことはしない。
台湾人や中国人、華僑の方達は投資力は非常に優れ商売上手だが行き過ぎてしまう事が多々ある。。

正直、どちらがいいとは簡単には判断できませんが…。
情報化の進む社会の中で特に大企業は早く正確な決断が迫られている時代だとは思いますが、その点に関しては日本は遅れをとっているなと台湾に居て思います。

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