台湾人は茶の買い方に特徴がある。

特徴というより僕たち日本人とは少し違った購買行動をとります。

今回はその違いを取り上げてみます。

お買い得

2つ買うと安くなる

ポテト

1つ買うともう1つ貰える

台湾の街中を歩いているといたるところにこのような広告が出ている。1つ幾らで2つ買うと2つ目は何%引きになります。
1つ買うともう1つついてきます。

すぐに気づいたと思いますが、台湾人(恐らく中国人や華僑も含め)はまとめ買いが基本です。

日本から撤退したカルフールが台湾のいたる街にあるのはこのような国家、民族的な購買行動の違いからでしょう。

これを台湾茶で見てみましょう。

ウーロン茶

夜市で特売される烏龍茶(質は決していいものではありません…)

2斤(1斤=600g)買うともう1斤ついてくる。
これは夜市で店を出していた方ですから極端ですが、、茶葉専門店でも5斤や10斤買うと1斤ぐらいつくのは当たり前。
そのサービスがなかったら逆にお店の人にねだるぐらいですからね…。

そして、特に自分が気に入ったものにはお金に糸目をつけず投資します。

例えば、日本人なら気に入った日本茶があった場合に必要な分だけ買い、なくなれば再度買う方が多いと思います。(新茶の時期などはまとめ買いをする方もいるようですが…)

台湾人の場合、気に入ると自分が買える量だけの台湾茶を買占めます。

実際に僕がいる農家でも一度に10キロぐらい買ったり、烏龍茶を保存する大きな壺を家から持ってきて「入るだけ東方美人をくれ」と言った方がいました。。

このようなお客さんがいると商売上有難い部分はありますが、反面、本当に良い茶が多くの人に行きわたらないというデメリットもあります。

これが原因とは思いませんが台北の茶葉専門店で高級な小ロットの茶葉のみを扱うお店が少なく、ブレンドし味を均一にさせた量のあるものを全面におき、高級なものは言わないと出てこなかったり、仲良くならないと出してくれないのも…わかるような気がします。。

今回は購買についてですが、逆に商売をするにあたっても投資の仕方が極端です。
その一例が高山茶なのですが、これについてはまた後々取り上げようと思います。

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