仕事上うちには多くの茶が眠っている。。
趣味や勉強、個人的なストック、サンプルも含めるとかなりの量になってしまう…。。
その為しばらく飲まなかったりするものも多いのだがそんな中の一つ。
去年12月末に金萱の冬片を一人で作ったのはブログでお伝えしテイスティング記事も書いた。
ストックの烏龍茶を整理していたらそれがたまたま目につき久しぶりに飲んでみた。
そういえば、出来たばかりのものはテイスティングしたがそれ以来になる。
最初に感想を言ってしまいますが…
久しぶりに口にしてみたら甘みがまし口当たりが以前より丸くなり一段と美味しくなってる…。。。
製茶直後も満足する出来だったのだが、味が落ち着きもっとよくなっていた。
製茶時の記事を見てもらえればわかるがこれは自分一人で手摘みをし、製茶まで手掛けたものである。
青殺後の揉捻は機械にかけられる量が揃わなかった為に、やむなく手ですることになった。
この手揉みの揉捻は本来30分は必要とされるが、自分が農家に通いつめ、住込み勉強してきた4年間のことを一人でどれだけ体現できるかを意図としていた為、15分くらいの揉みこみで切り上げた。
茶として成り立つかどうかは殺青までの段階で決まるので、そこまでを確認できればいいと思ったから殺青後の工程はかなり省いた訳です。。
これ…今頃になって後悔しています。。
もっと揉みこんで不揃いでも形にしておけば、プレ販売中に買ってくれた方に気持ちよくプレゼントできた筈、汗。
今のこの形でも欲しい方はいるのだろうか…。
渋みも濁りもないので、青殺時までの作業は本当にうまくできた。
元々畑の管理自体が他の農家と比べレベルが高いのも要因としてはあるが、味自体は市場に出てもいい評価を貰える筈ですが…
台湾茶教室なるものをやっていれば飲んでもらう機会もあるのだが、台湾にいるし…結局一人で飲みきる以外ないのか?と思うと…勿体ないことをしてしまったと思います。。