今日は朝から家にいます。
昨日の夕方から大雨になり今も‥。昨日摘んでいた金宣と翠玉の新芽も雨にうたれてしまいました。。
ただ、濡れたからといって、東方美人ができない訳ではありません。
雨に濡れた葉+雨で気温が低いという条件ですが、そういう時はその場に応じた作り方があります、こういう時こそ茶師の腕の見せどころなんですよね。
焦っても仕方がありません、自然の条件はかえられませんから。
午後になり天気が回復してきました。気温が安定しないので時間はかかりますが、茶葉の状況、香りの変化を見極めつつ、攪拌を何度か入れていきます。
この攪拌、私の手の高さわかるでしょうか?
新芽を落とす高さが変わるだけでも、出来上がりの味に影響します。新芽が籠に落ちた時の衝撃など全てに気を使い慎重に優しく作業を進めます。
やっと殺青が終わり、濡れた布につつみ時間をおきます‥
見てください、時間をおいて布をあけると‥新芽の色が際立っていますね。これに軽い焙煎をかければ出来上がりです。
テイスティングの写真は撮り忘れました。ここまで読んでくれた方、ありがとうございます、そして最後の写真なくて申し訳ありません。
ちなみに今期、これまでで最高の仕上がりでした。
それと金宣と翠玉、別々に東方美人を作った訳ではなく、今日のものは2つを混ぜて作ってます。
え?大丈夫なの?って思う方いるかもしれませんが、金宣と翠玉は兄弟品種なので問題ないんですね、今年は天候不順で産量が見込めないので、こういう作り方もするんです。品種の特徴を知り尽くしているから出来る技なんです♪

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