台湾時間で現在夜の11時前。

本日は夏茶5日目、青心大有を作っていてここまではかなり良い出来。

しかし、ほんの少し前に終わった最終撹拌と同時に地域一帯が停電、現在真っ暗闇の中でブログをメモ帳に書いている(笑)

停電

停電するも特に気にせず、懐中電灯の灯りで一人お茶をいれる、既に感覚は台湾人化していると言われるが…


パソコンの予備バッテリーが満タンで良かったわ~と独り言を言いつつ書いている訳ですが…。
恐らく近所で誰かが事故か何かを起こし、電気が途絶えたのだと思われます。
年に何度かあるのでさほど気にはしておらず、家の人も懐中電灯などを使って淡々と過ごしている状況。

とりあえず、最終撹拌は攪拌機を電気で動かして行うのでそれが終わった後で良かったと…。
台湾時間の夜中12時半か1時ぐらいには殺青に入るのでそれまでに電気が復旧すれば何ら問題はない。

夏の大有

本日は青心大有

夏のいちょう

客家の家と茶葉の風景は結構好きです

さて、本日の青心大有ですが、珍しく外で日光萎凋をした。
よく日本の方は烏龍は必ず日光萎凋を行うものだと勘違いしている方がいますが、これは全くの勘違い、太陽にあてる事が重要ではない。
時と場合によって使いわける事が大切で、やはりここは烏龍の製茶工程の意図をどれだけ理解できているのかという事に関係しますが、やはり現場にいないとわからない部分が多々あると思います。

今日の日光萎凋はわりと長くとり外での撹拌もしましたが、その合間に葉を見ながら大先生に色々と質問をぶつけた。
台湾に滞在する時間、そして夏茶も半分が終わり、現場で特に製茶を通して勉強できる時間は日に日に限られてきている。

本来なら自分で気づき解決して、それを確かめるのが一番良い学習方法だと思うし、日頃はそれを心掛けている。
でも、すでに時間が限られている。

考えて解決できない部分を色々と聞いていく。
それに対して一つ一つ丁寧に教えてくれる大先生。

撹拌の前後

この二つの茶葉、状況に大きな違いがあります。大先生によく観察しておきなさいと言われたものです


大先生は普段製茶工程などについて説明する事は殆どない。
でも、ちゃんと説明をしてもらうと理論だっているし、全くの矛盾がなく何より凄くシンプルに芯をついた答えをくれる。

本日も勉強になる事、新しく知った事が幾つかありました。
そして大先生の説明を聞きながら自分にはもっと広い視野での観察眼が必要なのだなと改めて感じる一日となりました。

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