朝から静岡の山間地へ向かった。

今日は前々から予定していた静岡で烏龍を作る予定の日だった…

しかし、前日はあいにくの雨、今日は雨は止んだが曇り空、そして雨の予報、気温が低く、湿度も低い。。

静岡の山間地

静岡の山間地にて、畑を管理している方の工場

いつもより早起きをして朝6時に責任者の方へ僕から電話。
天候を考慮して、今日の製茶はやめた方がよいと伝える、作れないということはないのだが一日以上かかる作業になり、出来上がったものも良品は望めない。
そう伝え現場へ向かう、遠くから見学にこられる方もいたので、完全中止にはせず急遽勉強会ということで日程を進めた。

まずは刈り取る予定だった畑へ向かい色々と説明。
ウンカ芽もあったので東方美人の説明、ウンカの特性、それから烏龍茶、紅茶を作る為の葉の見極めなど話をさせて頂いた。

とにかく質問攻めで皆さん勉強熱心で関心したが、僕が現地で生で勉強し特に考えることなく当たり前の事として頭にいれている部分での質問も多かった。
これは日本のレベルが低いとかではなく、やはり普段そのような製茶をしない為、まだまだ日本にはこういった基本的な知識すら入っていないのだな…と気づかされた部分も多くありました。

その後、製茶機器をかして下さる農家さんの家に向かいそこで東方美人や蜜香紅茶を皆さんに見てもらい、テイスティングを行った。
東方美人という烏龍は名前は台湾茶ファンには有名なのだが実際にどうやって見極め、良いものがどういうものなのかといった判別がつかない方が多い。

しかし、それは僕は当然だと思っている。
実際に日本は勿論、現地のお店でもわかっていない方は多い、そして普通の烏龍とは違うまた独特の世界観、そして品種による影響など、一筋縄ではいかない部分が多い。

逆にその辺まで詳しい方は農家以外ではある一部分の方に限られていると思っている。。

そんな中で皆勉強熱心に色々と質問をぶつけたりしてくれて、こちらとしてもアドバイザーとしていっているのでやりがいのある仕事でした。

製茶は改めてということになりましたが、日が延びる分葉の生長もありますし、紅茶に適した生葉がとれるのかさえわかりません、正直、前途多難、難しいお茶作りになりそうです。。

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