数日前に知り合いの方から連絡が入り静岡の山間地、本山地区へと向かった。

向かった先は夏に紅茶の製造にかかわらせてもらった農家さんの畑。

知り合いの方の海外の取引先の方が日本の畑や工場を見学に来たらしく、茶摘み体験をするということだった。

山へ

農家さんの家に着き、挨拶を終わらせてそのまま茶畑のある山へ入っていく…

僕が何故呼ばれたのかというと…
茶摘み体験で摘んだ少量の葉が出る為、何か作ってみませんか?という事だった。

本来は台湾式の緑茶か包種茶を作りたかったのだが、そうなると生葉は14~15kg程用意しないといけない、それは現実的に不可能だ。
それならという事で、ここの農家さんの家には小型(4kg)の紅茶用揉捻機があるので、それなら試したい事もあるので紅茶を作りましょう!という事となった。

外国から来たお客さんは8人程いたので、全員で2kg前後摘んでもらえれば、残りは僕が頑張ればまぁいけるだろうとふみ向かったのだが…

外人さんが来ない(笑)
畑に来る前に静岡の茶市場の見学をするという事だったので、おそらくそこで見入ってしまっているのだろう。。

茶摘1

海外からのお客さんやっと到着…

茶摘2

皆初めての経験のようで楽しそうでした

結局、先についた僕は茶摘みにとりかかり、外人さんは後から合流。
時間が押して茶摘み時間が短くなった事、そして単純作業である為あきてしまったらしく、全員で摘んでくれた生葉は500g程度。。

大誤算ですけど、激しく…(笑)
生葉の量が少ないと揉捻の圧がかからないので、そこから農家の方と二人で結局夕方まで茶摘み。
なんとか間に合わせ、萎凋をする為に広げ、家に戻った。

室内萎凋風景

摘んだ葉を室内へ持込、萎凋開始

摘んだ生葉

手摘みという事で大きさも揃い良い素材

この時期に紅茶を作るというのは色々と不安定要素がある。
しかし、それを確認する為に作りたかった部分もあるし、来年の紅茶作りの為に他に試してみたい事もある。

一晩萎凋を進め、葉の水分を抜かし明日揉捻や発酵などの作業になる。
とにかく疲れた一日でした。。

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