自分のブログの整理をしつつニュースをチェックしていたところ、
静岡・富士宮の住宅街で異常湧水続く
という出身地についての記事があったのでちょっとコメント。

市内の淀師地区で今年の9月の台風以来床下浸水などが続いているようだ。
台湾に烏龍茶の勉強に来ている僕でも時折チェックするニュースで今年は静岡に台風が多く来ていることは知っていたのだがまさかこんな事になっているとは‥

僕の地元、富士宮は水の街と言ってもいいくらい本当にいたるところで水が湧き出ている。
その為、小さい頃から水不足で水道がとまった覚えもないし、学校のプールなどは地下水をくみ上げる為、水温が20度をきっているのもざらだった‥
そういえば自分が小学生の3年か4年生ぐらいの時にも同じような事があったのを思い出す。
大きな台風が来た後に学校の運動場のあらゆるところから水が一週間程ポコポコと湧き続け体育の授業が出来ないことがあったっけ。。

地元の人なら知っている人は多いのだが、市内で水が多く湧き出る地域というのはこの淀師地区と日本国内に約1300社 ある浅間神社の総本宮である富士山本宮浅間大社付近である。
但し、今回のように異常湧水があるのは淀師地区が多いような記憶がある。
水の街 富士宮

今回床下に浸水した方に関しては気の毒に思いますが、ちょっとひっかかるのが‥元々地元に暮らしていた人かそうじゃないかである。。
昔からこの場所に住んでいる方ならこのような被害があることは周知の筈ですが最近この地区に家を建てた人でこういう被害が前からあるのを知っていたかということ‥疑問です。

うちの親が消防関係に勤めていた関係で僕は市内の湧水地や断層のある地域、あらゆる情報を知っています。
本来家などを建てる場合、その土地がどのような特性を持っているのか調べる必要があるのですが‥。不動産会社は土地を売るなり、建売をするなり、どちらの場合でもこういう事の説明はないんでしょうか?
富士宮はここ10~15年程で住宅地が非常に増えました。実家に帰る度に「何故この場所に多くの家を建てるか‥」と疑問に思う地域があります。
水も空気も綺麗で自然も多い、とても暮らしやすい街ですが土地の癖というのは全国どこに行っても必ずあるものです。
今回の大震災で液状化した地域などもその一例だと思います。

住み易さや交通の便など、家を選ぶ判断は人それぞれだと思いますが、その土地の特性について調べる人って凄く少なくなってきているんじゃないんでしょうか。。
今現在、台湾に住み、烏龍茶を作っていますがこれも同じ事です。
茶樹に合う土、野菜に合う土、色々あります。人間も同じ生き物です、土選び(土地選び)って‥凄く大切だと思います、それが土台になりますから。夢のマイホームを買って一生そこで暮らすのなら尚更です。

 

 

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