一時帰宅した際に家の周りで濃い霧が発生していたので取り上げてみたいと思います。

高山茶地域では毎日のように霧が発生し、この霧が良い生葉を作るのに大きく関わっているのは台湾茶ファンの方ならご存知だと思います。

金萱の畑

霧のかかった台茶12号金萱の畑

青心大有の畑

霧のかかった青心大有の畑

これはうちの青心大有と金萱の畑。
濃い霧が出ているのが確認できると思います。

桃園、新竹、苗栗はわりと平地で、そこで東方美人が作られているイメージがあると思いますが、やはり場所によって様々。

うちは割と海抜の高い500メートルぐらいに位置し、尚且つ周りが小さな山や森、林に囲まれています。
5分ぐらい歩くと山から平地に出ますが、夏場の日中だとこの5分の距離で温度が2~3度変わります。

夜になるとその差は大きくなり、市街地では居るだけで汗がにじみでますが、家の方へ戻ると涼しいぐらい、たまに霧も出たりします。
そして夏場でも毎日夜露が出て朝方の茶畑は葉も土もかなり濡れています。

高山茶

高山茶1600m

杉林渓

杉林渓(1600m)から見た夕日と霧

よく良いお茶を作る為に昼と夜の寒暖の差が言われ、その差が大きい高山茶区が取り上げられます。
でも、中海抜地帯でもそのようなホットスポットは少なからず存在します。

高山では濃霧が毎日のように発生し、製茶した烏龍茶から出る独特の香気を高山気と呼んだりします。
そして高山茶とは一般的には1000メートル以上の茶園で作られたものを指します。

ですが1000メートル以上の茶園なら必ず高山気が出るという訳でもなく、1000メートル以下だから出ないという訳でもありません。
うちは伝えた通り海抜500メートル程ですが、高山気とはいかないまでも似たようなものが出る時がありますし、同じような条件でもう少し標高の高い場所なら高山気は確認できたりします。

高山茶とは1000メートル以上の茶園で作られたものを指しますが、高山気は必ずしもそれと一致しないことを認識しておきましょう♪

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