台北で暮らす日々も後一週間程。

写真の整理をしていたら去年の東方美人の時期のものが出てきて思わず笑ってしまった…。。

そして憂鬱になる、笑。

東方美人時の雑草

東方美人直前の茶畑の様子、雑草には多くの役割が求められています

東方美人にする葉を摘み取る前の茶畑です。

この雑草の下に茶樹が埋もれています。
恐らく何も知らない方が見たら、ただ雑草が生えて管理されていない畑だが、畑の作りから肥料、ウンカ…色々含めてこれは管理された畑です。

東方美人時期の畑

雑草は多く生えていますが、種類と量からこのレベルだと少しだけ楽

これはまた違う畑、このレベルだと「余裕じゃん」となります、笑。

この時期は朝5~10時半、太陽の強い時間は家で仮眠をとり2時半~7時半ぐらいまでずっと雑草抜き。
スクワット状態で畝間を進んでいき、手で抜いていきます。
1時間に進める距離はこの雑草の量だと20m前後でしょうか、笑。

写真に写っているおよそ10倍ぐらいの面積を僕と相方二人で管理するので、正直時間も体力も足りない。
本格的な東方美人の製茶に入ると雑草とりの間に製茶も入り、睡眠時間が3時間程しかない日がひたすら続く。

気温は35度以上になり太陽も近く陽射しが刺すように強い。
しかも蜂やら毛虫やら蚊やら蛇やら人間にとっての敵も畑には多くいるので長袖長ズボン。。
畑に出て10分程で上から下まで汗でビッショリになる。

相方はもう10年くらいこの仕事の繰り返しなので体力が限界でフラフラしながらも
「大丈夫?無理な時は言って!」
と気遣ってくれるが僕は肉体的・精神的体力にはかなり自信がある為「そっちもね」と言った感じである。

基本僕の中では倒れた時が「無理」という合図であり、倒れていないうちは動いているのだから「無理」なんていう言葉は認められない。
という、モンスターペアレンツを前にしたら相当バッシングを浴びる体育会系な考えがある為「大丈夫」という一言しかいつも返さない。
ただ、この考えは自分に対してのみです。。

思い出してみると、正直に言えば
このまま畑の上で魂ごと消えてなくなってしまうかもしれない…
と何度も思った記憶が頭をよぎる、笑。

茶のシーズンを間近に控え、冬の間に整理した部分や疑問点をまた現場で実践から解決し、紐解く時間ができることは凄く楽しみだが、この写真から思い出す記憶は地獄でしかない、笑。

しかし、今年は去年よりも体力的にも茶の知識的にもアップしているので、少しは余裕を持ってやれるのではないのだろうか…。
という、自分に期待している部分もあります。

そういった意味で今は期待と憂鬱の入り混じる日々です。

 

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