仕事の合間にふと思い出し、焙煎機を取り出した。
去年の冬茶を毛茶の状態でずっと保存しているのだが、最近飲んでみてそろそろ焙煎をいれる時期かな?と思ったのでちょっと試しに自家用の焙煎機で。。
これが自家用のもの。
3合炊の炊飯器よりも小さいぐらいの大きさです。
一度に焙煎できる量は100g程でしょうか?
焙煎といっても中焙煎や重焙煎はさすがにちょっと難しい…
これは続にいう伝統式の焙煎機の小型版のようなものである。
しかし、伝統とは言われているが昔はこれしかなかっただけで、強い焙煎を必要とする地域のお茶があるところでは残っているが、その他の地域では今はもう数が減っている。
正しくは「伝統」ではなく、多くの人が新しいタイプの焙煎機にかえる中で残った地域がかなり少なくなったのでそういわれているだけでしょう。
この焙煎機には不安定要素が多々あり、使う人が少なくなった理由はちゃんと理由もあるでしょう。
しかし、個人的にもっていると面白いものである。
小型で個人で持てるタイプの焙煎機はこれ以外は見たことないのでよく知り合いの方にも勧めたりしている。
しかし、この焙煎機、温度設定は一応手動で出来るのだが中の温度と設定温度にだいぶ差が出てくるので使う場合には温度計を指して常に中の温度とチェックしながら進めなければいけない。
今回は2011年冬の翠玉を軽く乾燥。
このロットは出来上がったばかりの毛茶の頃は香りが強く、そして徐々にそれが薄れコクが出てきている。
そこにもう一度軽く乾燥をかけ水分を飛ばしどうなるか…
その変化を確認したくて少量をしてみたのだが、出来栄えはそこそこいい感じ。
コクは勿論、丸みをおび優しい味に変化してきています。
冬のロットは青心大有、青心烏龍、翠玉とあり三種とも毛茶の状態で保存してあるので近々時間をみつけて一度乾燥なり焙煎なりいれてみようと思います。