昨日から今日にかけて作った青心大有の東方美人。

とてもわかりやすいものだったので、ちょっとブログにて取り上げてみようと思います。

茶摘み

昨日の東方美人の茶摘み風景

写真は昨日の茶摘み風景。
昨日はうちの工場に体験で来ていた方がいたので、その方達と共に僕も数時間茶摘みを行った。

どこを摘んでるの?
と思われる方もいるとは思いますが、茶畑の中で濃い緑色の中にポツポツと黄緑色の小さなものがわかると思います。
これが主に東方美人の原料になります。

東方美人のコンテスト向け茶葉

今年一番といってもいいくらいの小さな葉で作られました、コンテストでは上位にいくでしょう

そしてこれが本日出来上がったもの。
茶葉がとても小さく見た目も凄く綺麗ですね。

ある程度東方美人を追いかえている方ならこれがどれだけ凄いレベルかはわかると思います。

しかし、それはコンテストでの話。
東方美人のコンテストは形状を重視しすぎる部分があり、ウンカの被害にあったもので尚且つ小さいものが評価が高くなる傾向にあります。
問題なのはその傾向が強すぎると茶樹にかなりのストレスがかかるということです。

これより多少おおぶりでも極上のものはかなり存在します。
ウンカが大量に発生する前に成長が始まり、ある程度いったところでウンカの害を多くうければ勿論葉は少しだけ大きくなるわけです。

バッタ

萎凋中の生葉の周りを散歩中のバッタさん♪

このコンテストの流れから一般市場でも小さく、白豪の目立つものほど高価だという考えが一般的になりつつあります。

今回のものはコンテストうけするロットと言えるでしょう、香りや味は勿論悪くありません。

ただ…
僕は長い間、東方美人を現場で見続け、そして茶樹のストレス、畑の様子なども色々とみてきましたが…

僕が伝えるべき東方美人というものはコンテストで高い評価を受けているようなものではなく、より農家目線、現場目線、何故東方美人が別名五色茶と呼ばれてきたのか…
など、学んできた知識をふまえて僕なりの東方美人になると思います。

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