本日は夏茶2日目。

去年、今年と夏の産量が落ち込み、製茶したものは契約先へのティーバッグ用だけになりそうだ。

土をほぐしていく

20〜30㎝低く植えてある茶樹ですが、更に根が下へ延びるようにこれで地中深くの固い土をほぐします、かなりの力作業です


他の季節だとあまりないのだが、夏は雑草の一番生長する季節。
そして陽射しも強く、土などもかたまりやすいので製茶の合間を見て畑に出たりする。

ということで…
家のすぐ近くにある青心大有の畑へ。
ここは何度もブログに登場していますが、僕が主に雑草の管理や土をほぐしたりしている場所。

1ヶ月程前に雑草を綺麗にし、茶樹の根本もほぐしたのだが、その後大きな雨もあり、日照りが続きまたかたまってきたのでほぐしていく。

普段はクワをメインに使うが今回は少し違ったタイプのもの。
これで地中深くまで差し込み、掘り返さずに軽く浮かせるような感じでかたまった土を大きくほぐす作業。

茶樹の根本はわりと軟らかく保たれているのだがその下の層は硬い。
そこをほぐし、ふわっと浮かせることで地中に空気と水が入りやすいようにする。

こうすることによって今まで下に延びづらかった茶樹の根が下に生長しやすくなり強い樹が育っていく。
数日前に今年から管理している畑の茶樹を紹介したが、そこは地表面に根があったことは伝えている、うちでは元々茶樹の根本は低く、更にもっと深く根がはるようになっている。

暑い日差しがある台湾において茶樹の根が土中深くにあることはとても重要になる。
うちは特にスプリンクラーなどもつけずに自然の水分だけで育てているから尚更、今年から見ることになった畑との比較などを含め、こうして生で違いを感じ、その理由を探り紐解ける現場にいるのは本当に勉強になる。

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