予定なら少し離れた場所にある青心大有の畑の管理に行く予定だった。

しかし、急遽海外からお客様が来るということで予定変更、相方はお客様の相手、僕は家で東方美人の品評会のロット作りの手伝いの後、近くの翠玉の畑へ。

2012年の品評会

2012年の品評会に向けてロットを作っていく、全て手作業です


午前中は品評会のロット作り、これは後々もう少し詳しくお伝えできればと思っています。

午後からは畑。
少し前に整枝した翠玉の畑へ向かう、翠玉の畑は他にもあるのだが今回向かったのはブログでよく取り上げている17号白鷺の畑の一角。

先日まで行っていた白鷺の雑草を抜きながら翠玉の茶樹の根本の雑草がだいぶ目立ち始めていたので、出来るうちにということです。

整枝後

整枝後に茶樹の上に残ってしまった枝を取り除く


今回はわりと大きくなったものだけを抜いていく。
そしてその作業と並行して整枝した際に茶樹の上に残った枝を取り除く、もう既に枯れているのですぐに目につく。

東方美人の白茶?

枯れて自然の白茶のような状態になっていた、面白いですね♪


整枝した際に沢山のウンカ芽があったのは気づいていたのだが、今日行ってみると切り落とされた枝にまだそのまま残り、自然の白茶のようになっていた。

予定よりだいぶ早く終わったので畑を回って茶樹の状態を色々と確認していく。
翠玉も白鷺も本当にウンカの害が凄い。
今回雑草を抜いた翠玉の畑は一昨年前に台切りをした畑だ、台切りとは今まで大きかった茶樹を更新する作業だが、根本近くで一度茶樹を切り落とす。

根はそのままだから、大きいままだ。
そこから新しい枝が伸び若返りをはかるのだが、最初は枝や葉の数が少なく根はもとのままで大きいわけだから沢山の栄養がいきわたる。
だから枝や葉に十分な栄養がいきわたりどんどん育つ、まして翠玉という品種は元々樹勢も強い。

夏のウンカ

翠玉の本日の状態

17号夏のウンカ

こちらは白鷺

そんな条件が整っているのにもかかわらずウンカにより葉の生長がとまり、小さい芽が密集している。
これが今年の害がどれほどだったのかを表している。

ウンカは6月初旬の一番多く出る時期を過ぎたが畑にはまだまだ多くみかける。
夏に向けての新芽も出始めているのだがそれもことごとくウンカの吸汁にあっている、更新をした茶樹にとって今年は大変な年だろう、頑張れよ~!と心の中で言いながら畑を後にした。

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