連日畑の再生作業が続いていますが今日は休憩といきましょう。

今、再生管理している畑の持ち主のお爺様から相方に電話があり、その話を聞き、嬉しかったので書いておきます。

茶畑再生中

持ち主の方が畑を見にきたらしい、この光景を見たらそれは嬉しいでしょう♪


連日伝えているように、畑の管理がされていなかった為、かなりの時間を要して畑の管理をしています。
昨日、ここの持ち主の方から相方に電話があり
「耕運機いれてるの?早く終わらせてくれよ~(笑)」
との電話をもらったとのこと。

恐らく僕らがお昼などで畑を離れている間に通りかかって見たのだろう。
声は弾み、とても楽しみに待っているようだったとのことです。

高齢で跡継ぎもなく、うちに依頼が来た訳だが、それは…見ていたら楽しみだろう。
何年も耕運が入らなく土が硬くなり茶樹もやせ細った畑が耕され、茶樹の中の枯れた枝なども取り除かれていき、今でさえ見違える程綺麗になってきている。

相方と「人に任せたからって気楽だよな、言いたいこと言って(笑)」と笑いながら話したが、僕らとしても嬉しいし自然と笑顔になる。
きっと自分でここまでの管理をしたかったのだけれど年齢的にもう出来なかった部分もあるのだろう。

土の栄養状態も良いとは言えない為、この後に土壌を含めた修正などやることは沢山ある。
冬には恐らく台切りして、枯れてなくなった箇所には新しい茶樹を植え徹底的に作り直していく予定だ。

ふとした電話での話だったのだが、持ち主の気持ちが伝わってきて嬉しかった。
信頼されて管理を任されたのだから、それに応えるのが筋だろう、他の農家でもこのように持ち主から頼まれて管理されている方もいるがうちみたいな大がかりなことはしない。

うちでは自分達の畑と同じように管理し可愛がる。
茶樹も生き物だし、やっぱり元気に健康的に土の上に居たいだろう。

茶樹にとっての一番の害虫は人間であることは間違いない、そしてその恩恵を預かっている分、出来ることはしてあげないと報われないでしょう。

今回このように再生管理の現場に生で立ち会えていることを嬉しく思う、勉強になるのは勿論だが「茶」が人と人を繋いでいることを改めて感じた瞬間だった。

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