新品種、台茶20号(迎香)台湾の茶業改良所で作られた品種を台茶~号という訳ですが、今回は新しい品種の台茶20号、母親が金萱という事で多少期待をして南投縣の農家から取り寄せてテイスティングしてみました。2004年に命名登録がされた時には「天香」という名前だったらしいのですが、最近「迎香」にかわったらしいですね。

写真、向かって右はうちの農家の青心烏龍、左が南投縣の農家から取り寄せた迎香です。今回はサンプルとして少量を取り寄せたんですが、袋をあけ茶葉の香りをチェック
「おや‥??ん~」
これが最初の感想です。。凄く嫌な予感、、南投縣に多いあれか‥。。
そんな予感を抱きつつ、テイスティングをした訳ですが、結果から言うと参考になりませんでした。。まず製茶の段階で失敗しています、茶葉の中の水分をうまく出せていません。そして焙煎、火香が強すぎます。たぶん高い温度で5~6時間を3回ぐらいかけているんじゃないでしょうか。。
この焙煎の仕方、全ての農家がそうではありませんが南投縣で多いように感じます。
取り寄せたものは軽発酵、軽焙煎のものですが、焙煎というものは低い温度で短時間を繰り返すことが重要です。一度に高温で長時間焙煎すると、手間は省けますが‥火の臭いがしてしまいます。。

写真の右と左を比べてどうでしょうか。右はうちの軽発酵、軽焙煎です。同じ発酵度、焙煎でも火の入れ方で水色がこんなに変わるものです。。

テイスティング結果を期待してここまで読んで頂いた方にはすいません、、何より僕自身もガッカリでした。。。

 

 

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