本日は摘み取りがない為、昨日の続きで工場内の清掃や製茶機械の配置の微調整など…。

同じ話題を書いても仕方ないので、昨日飲んだ今年の台茶17号白鷺の東方美人の話題を。

東方美人の白毛

台茶17号白鷺の東方美人、これが東方美人です!と言わんばかりの出来です

台湾では皆さんがご存知の通り烏龍茶が多く作られます。
これは台湾に入ってきた多くの人が中国の福建省や広東省から入って来た為だと考えて間違いはないでしょう。
中国の烏龍茶の産地から入ってきて台湾でも作り出した、まぁ…当たり前のことだと思います。

ですから僕の中で台湾の烏龍茶は中国の烏龍茶の延長上にあります。
そんな中で東方美人は台湾で生まれ、この土地で育ち進化してきた唯一といってもいいお茶だと思っています。

17号の東方美人

袋越しに見ても白豪が目立ちますね、かなり上質なロットです

普通の烏龍と同じ分野には入りますが、畑の管理方法や製茶の特殊性、生態系への理解。。
限られた季節、そして量も作れないこのお茶は台湾国内や海外で何度も何度も真似しようと思っても同じレベルのものが出来ない特殊なお茶です。

日本の蒸し製の煎茶が海外で容易に真似できずにオンリーワンの存在であるのと同様に東方美人もオンリーワンの存在だと思っています。
ですから僕は台湾の烏龍茶とは?と聞かれたら間違いなく「東方美人だ」と答えます。

12煎目

この写真は12煎目のものです、まだまだでます♪

そんな東方美人ですが、僕が一時帰国している間に作られた台茶17号白鷺の出来が凄い。。
元々、新芽の産毛が多い品種なので、東方美人にした時の見栄えは凄く良い。

もう数えきれない程東方美人を飲んでいるので、口に入ればそれがどれだけのレベルであるのかはすぐにわかる。
今回のものはコンテストなどに出せば絶対に上位に入るレベルでした。

甘み、香りがとても強く、本当に華やかな東方美人に仕上がっています。
残念ながらこのロットはもう卸先が決まっているのですが、今年は色々と改善したおかげで作るもの作るもの一つ一つがかなりレベルの高い仕上がりになっています。

まだまだ東方美人の時期は続くのゆっくり焦らず見続けて自分が売るものをチョイスしていきます♪

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