朝起きて今日からショウリンが旅行で留守なので大先生と僕とで作業の続きに入ります。
昨晩軽く乾燥をかけた茶葉を丸めていく作業、揉捻と包揉に入ります。
この「揉捻」は1つ前の記事、「炒青(殺青)~揉捻、初期乾燥」 揉捻とは異なりますから混同しないようにして下さいね♪
茶葉を丸めるには「揉捻⇔包揉」これを繰り返していきます。
皆さんがよく目にする丸くなった台湾の烏龍茶はこの作業で出来上がっていきます。

これがその作業、布に包み機械で圧をかけ丸くしていきます、中を開けると2枚目のような写真。これを手と機械でほぐし、また再度繰り返し、ある程度丸くなったら軽い乾燥をかけまた前の作業を繰り返します。

今は機械摘みの葉なので手摘みのような大きな丸々したものにはなりませんが、それでもこの作業だけで軽く6時間ぐらいかかります。機械摘みだとこんな感じになります。
 ちなみに、丸くなっても味は変わりません。逆に丸くなっている時に中に熱がこもると茶葉は悪くなってしまいます。
では、どうして丸くするのか‥
それは同じ味でも台湾国内では綺麗に丸くなったものの方が高く売れるからです。
正直僕は茶葉の形状にはあまり拘りません、ある程度丸ければ潰れにくいし、いいかな~と思うんですけど、この作業が入ることによって値段が上がる事を考えると、、
皆さんはどう思ったでしょうか??

ちょっと話がそれましたが、最後に乾燥をかけて熱が逃げた後、枝取りです、今その作業中。
この後、綺麗に枝の取れた茶葉に焙煎をかければ出荷できる状態になります。

いくつかに区切って書きましたが烏龍茶の出来上がるまでの過程はこんな感じです♪

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