本日から休みに入り、朝から部屋の掃除と荷造りの為の仕分けをしている。

が、、なかなか思うように進まない。

服なども農作業でよごれ殆ど捨てる予定で来ているのだが、今後もここに来て製茶作業をしながら勉強する機会があるので捨てられないというか…もう職業病のような感じです(笑)

茶葉の真空

茶葉の包装作業、専用の機械で真空にしていきます


そんな合間に茶葉の包装作業をした。
去年今年と異常気象が続いて2年連続の減産になっている。

ブログで度々書いているがスプリンクラーなどはつけていないので、気候に異常があればもろに影響を受ける。
減産も2年続くとさすがに深刻で、通常台湾の農家などはストックを持っているものだがそれも限界に近づいている。

今後の天候の回復を祈るしかないといったような状態だ。

ストックの事から話が派生するが、通常の農家はある程度の持つのが普通である。
日本茶のように冷蔵庫などで保管はせずに真空にして倉庫におくかあえて空気とふれさせる状態にして保存するかどちらかである。

茶葉の包装

結構時間がかかる作業であります

茶葉の箱詰め

真空にした茶葉をストックの箱へ

このことからも本来烏龍茶というものは出来立てをすぐ飲むというものではなく、ある程度寝かせるというのが普通でしょう。
寝かせる理由もあり、やはり味や香りは変わってくる。
勿論、出来たばかりの美味しさもあり、それを売りにするものもあるし、品種や作るお茶の種類によっても多少かわってくる。

しかし現状の台湾茶や日本での売られ方などの情報を見ても…
春茶が出たらすぐに春茶、冬茶もしかり…

直近の季節を追う方が増えているように思う。
台湾でも若者のお茶離れが進み、台湾国内の農家や店舗もどんどんさばいていかないと苦しい状況があるというのが背景にはあると思うが、少し違和感を覚える。

正直、今の状態はあまりよくないな…と現場にいる人間としては思う。
やはり、品種や酸化度、焙煎のいれ方など、それぞれによって飲みごろというのは変わってくる。

出来たばかりのものの何が良いのか、寝かせたものの何が良いのか…
この辺のことはちゃんと区別して売る必要があると思うし、自分が取り扱うものはそこまでちゃんと見てお客様に届けたいと思う、そして教室なりセミナーでもそのような事を学べるようにしたいと思っている。

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