いよいよ農家を離れる日が来た。

今日も製茶自体はあるが、僕は昨日で卒業、夜中から一生懸命荷物をまとめ、部屋を綺麗に掃除し、帰国へ向け台北に出る準備が出来た。

農家の部屋

元々茶葉の倉庫だったところに1年半、次に来た時には懐かしく思うのだろうな…

次に来た時はこの部屋が懐かしく思えるんだろうな…と思いながら農家を後にし、近くの大きな通りまで相方に送ってもらう。

さすがに1年半近くも生活していると荷物の量はかなり多い。
仕入れた茶はほぼ全て日本へ送ってあるのだが、それ以外の生活用具や服など…。結局、持ちきれなかったものなどは一部を郵便局から送った。

生活用品の一部などを台北に住む友人にあげる約束をしていたので、その荷物を持ち、近くの通りからタクシーで台北のホテルへと入った。
その後、すぐに台北駅へと向かいそこから茶器の街、鶯歌( イングー)へと向かう。

1~2週間前にも鶯歌の街を訪れたがその時は見て回っただけ。
茶壺や茶卓など高いものはこのような場所では買わず、専門の問屋さんを利用するが、今回はちょっと小物類を…。
本来なら問屋で全部そろえる予定だったのが売ってないものや買い忘れたものもあるので、そして一番のメインは茶杯。

鶯歌はやはり観光的な街でもあるので、デザイン的に綺麗なものも多い。
見た目は良いなと思っても、探している形がなかなかない…

自分は台湾茶芸をやるつもりもないし、そのような世界があっても良いとは思っているけれど自分がやるべき事ではないと思っている。
茶杯に関しては絵柄は全くない白磁で、唇に当たった時の感触、器の厚さ、形状など自分の中で理想とするものを探しているのだが結局見つからなかった…
明日帰国までに時間があるので台北で少し探してみよう…。

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