台湾人にとって茶は生活に欠かせないものである。
お昼にご飯を食べに行こうと外に出ていつもとは違う道を歩いていたらそんな光景を目にした。
場所はメイン通りから一本入った住宅街。
日本で言えば神社を兼ねた公会堂のようなものだろうか。。
道教系の神様が飾られ、お線香などがあげられるようになっている。
その建物の入り口に小さなテーブルが広げられ茶壺がひとつとお菓子。
周りにはお爺さんやお婆さん、もう少し若い方まで一緒になり楽しそうにお喋りをしている。
「写真撮ってもいいですか?」と一声かけて何枚か撮らせてもらいました。
そこから会話が始まり、一緒に飲んでいきなさい的な感じになり、何杯か頂いた。
そこから会話が始まり、一緒に飲んでいきなさい的な感じになり、何杯か頂いた。
台湾ではこのような風景を多く目にする。
南の方に行くと家の前だけではなく公園や大きな木の下などで何をするでもなく人が集まって茶を飲みながら何時間も話している。。
ふと…自分がお世話になっている農家に初めて行った時を思い出した。。
その時は家の中だったが、東方美人や色々な烏龍茶を頂きながらひたすら9時間程喋り続けていたのを思い出した。
とても有意義で初めて台湾茶の奥深さに触れた瞬間でもあり、今でも鮮明に覚えている。
日本では何かにつけて理由があるが台湾では誰かがお茶を飲んでいればそこに人の和ができる。
そしてその空間を皆で楽しみ生きているように見える。
お茶が人と人を繋ぐ役目をしているのがこのような光景を見ているとよくわかる。
微笑ましくも、羨ましく、そして穏やかな時の流れを感じた一コマでした。