実家にて親が勧めてきたお茶第二弾。
これが思いのほかおいしく面白いものだったので紹介します。

みどり…。。
どうやら品種名らしいのですが、親が聞いた名前を憶えてないらしく、袋に「みどり」とだけ書いてありました、笑。

みどりのつく日本茶といえば「ゆたかみどり」「かなやみどり」「おくみどり」「さえみどり」など色々ある訳ですが、これは飲まないとわからない。。
うちの実家で飲む緑茶は消費量も非常に多いので普通クラスのものが殆どです。
ですからこのお茶も、そこそこおいしいぐらいのものだろうなと思って飲んでみた訳ですが。。

一口入れると香りがふわっときてそして何より甘口です。
これはたぶん「さえみどり」だな~と思いつつつ、二口三口と飲んでいきます。
おいしいですね♪
香りがよく甘口で渋みは少ない、普段台湾の緑茶や高山茶、四季春などを好む方はこの味好きかもしれない!と思いました。
ただ一つ、味のコクが弱くやぶきたなどに比べたんぱくかなぁ…とは思いましたが、、

正直、この緑茶は普段飲みたい!と思うものでした。
茶葉を見る限り春のものでしたが、少し緑が濃く、もう何日か摘採が早かったら香りのインパクトももう少しあったかもしれません。
ただ、そこはお茶農家さんの考えで収量との兼ね合いもあった筈ですから仕方のない部分ですね。

この日本茶、これだけ香が出て甘口に仕上がるなら少し日光萎凋を入れ、若芽だけで摘めばもっと面白くなりそうです。
というか、そのような製法で作ったものを飲んでみたい。。。

でも、このお茶を作っているお茶農家さん。
お茶の消費が減る中でやはり売れる量も年々減り、最近ではペットボトルの会社にお茶を売っているそうです。
そういう場所では値段は叩かれて安くなってしまい、悩みは増える一方だとか。。

このような「美味しいお茶」がもっともっと市場に出てきてほしいし、適正な値段で売られるのが好ましいのですが…。
やはり日本茶の現状というのは厳しいのだなと改めて思いました。
ただし、厳しいと言われる中で最近では日光萎凋を入れたり、紅茶を作ったり、合組(ブレンド)だけではなく単一品種を楽しむような流れも出てきました。
以前、知り合いの女性の方に
「日本茶はもう限界だと思うんですけど…」
と言われた事がありますが、僕自身の考えとしてはやっと昔からの呪縛がとけて個性を求めだした感がありますし、これから日本茶は面白くなっていくんじゃないかなと思っています。

だいぶ先になると思いますが今後機会があれば今回のような困ってる日本茶農家さんと協力して台湾茶のノウハウをいれたお茶を作ってみたいと思っています♪

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