知っている方も多いとは思いますが僕は静岡県出身です。

静岡、そうお茶の国です。

今回は地元静岡で作られた発酵茶、和紅茶を飲みながらブログを書いています。

和紅茶

店主の地元静岡で作られた香駿の紅茶

品種は香駿。
以前にもブログで上げたが紅茶としての完成度は残念ながらもうちょい…。

実は今年の7月、ふじのくに山のお茶100選に選ばれた発酵茶の製茶に携わることになりそうです。
中心となって頑張っていらっしゃる方から声をかけて頂き、とても有難く思っています。
巷では日本の発酵茶への意見は色々とありますが、個人的な意見として取り組むことには賛成です。
スタートしなければ何も起こらないのだから。

ただし、中国茶や台湾茶をそのままコピーしても仕方がない。
出来れば日本茶の要素を取り入れながら新しい方向へ向かっていければ将来的にも面白くなるのでは?と思っています。

台湾現地の農家で多くの事を学んでいますが、僕自身完璧な烏龍茶を作れるかと言ったらそうではないし、まして日本茶の知識はインストラクターをとった程度です。
ただし、日本の製茶関係の方はお茶の摘採時期が中国や台湾と被る為に現地に行って勉強しようと思っても難しい。
自分の微々たる経験や知識でも協力できるならばそこは喜んで協力していきたいと思っています。
何より、地元静岡が好きで、物心つく前からずっと静岡の緑茶で育ってきたので、何らかの形で力になれるのは凄く嬉しく思う。

少なからず以前のブログ「日本茶や和紅茶に台湾茶を応用するにあたって」で一部取り上げたように、日本の生産者の方々が特殊だと思っている発酵茶への成り立ちをシンプルに理解しやすく説明することはできると思う。
日本茶にも通じる部分はあるので、そこを理解して経験を重ねれば日本でもきっといいものが出来ると思っています。

そんなこんなで思いをはせながら飲んでいます。。

とりあえず、あと半年ぐらいですか…
楽しみでもある訳ですが、その間に自分もかなり成長しないといかないと…。
日本の発酵茶を見て、どこでつまづいているのかわかる部分もありますから、なんとか力になれるように台湾でできる限りの勉強をします。

品種選びも重要ですが、僕は日本の品種には疎いので少しでも勉強しなければと思い香駿を久しぶりに淹れてじっくり飲んでみました。
製茶自体はうまくいっていない部分もありますが、この品種は烏龍品種に通じるような部分も見え隠れして面白いなと思います。

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