台湾の中国茶で浮気しましょっ♪からの続きです。
僕の今のメインの仕事はこの農家での仕事なので、他のお茶の産地はあまりまわる機会がないのですが、過去3年間色々と回り歩いてご縁があった農家も沢山あります。

今日はその中でも珍しい、台湾で作られた中国茶八仙をご紹介します。
これは2009年に手に入れたものを今まで寝かせておいたものです。

八仙
茶葉の形状はこんな感じ。
ただ、この農家さん買う度にこの形状が違ったりします、気分なんでしょうか。。。
まぁ、味は変わらないので気にしません。


水色はかなり濃いめ。
これは発酵がかなり高く焙煎もある程度してあるのでこのような水色になります。
中国本土で作られるものも同じ色をしていますよね。

さてさてテイスティングですが…。

味・香りとも申し分ないですね。
武夷などに代表される中国の烏龍茶というのは発酵度が高く焙煎もわりと強く入るのが多いのは中国茶ファンの方ならご存知だと思います。

実はこの焙煎度、品種特性は別として強く入れるにはその品種がもつ香りや味といった部分がすごく重要になってきます。
焙煎は強く入れれば入れる程、味、香りが飛びやすくなります。
要は強く焙煎を入れても味、香りが飛ばないぐらい強い品種でなければならないということになりますね。

中国で昔から有名な烏龍茶の品種はその強さをもったものが多いですね。
台湾で例を挙げると青心烏龍や青心大有がその部類に入り、これをウーロンが強い品種といいます。

台湾における翠玉や四季春などは非常に個性に強い品種ですが、ウーロンが強い品種ではないわけですね、だから重焙煎のものが出回らないわけです。

ちょっと話がそれましたね。。
今日テイスティングしたこの八仙、以前から僕のお気に入りです。
そして嬉しいのが値段もそこそこ♪

今はまだ落ち着かない時期ですが、今滞在している農家以外のお茶もどんどん仕入れ、紹介していく予定なので楽しみにしていてくださいね♪

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