今日は家にある青心大有の老茶の枝取りなどをしました。
このお茶、20年以上前に作られたもので知り合いの方がお茶農家をやめてからずっと自分の倉庫で保管してきたものです。
その間、2年に一度ぐらいの間隔で焙煎を入れています。

普段、市場に出るものは質が悪かったり、そんなに年のたっていないものだったり、勿論ちゃんとしたものも中にはあると思いますが…
一般の人には本当に見分けるのが難しいものの1つがこの老茶だと思います。

そもそも農家の方がこれを老茶にして20年後に売って儲けよう!などとは考えませんよね?
その間の管理費などを考えると商売になりません。。
まして、管理してる場所が悪いとカビなどにやられてしまいます、そうなると全てが台無しです。
では何故、老茶が存在するのか。。
それは茶農自身が自分の為、楽しみのために作っているものが殆どです。
ですから、良質な老茶というものは存在しますが、それは市場に出ることは殆どありません。
そしてお客さんが直接農家に来て「老茶ありますか?」と聞いてもだいたい「ない」と言われ、最悪の場合だと騙されて買わされることも…

では、どうやって良質の老茶を見つけるのか。。
その答えはただ1つで、茶農家やその周りの人とどれだけ深い関係を築けるかですね。
お茶の売買や卸といったものは勿論お金のかかるものですが、台湾人は人情で動く人が多くいます。
単にいい取引先ということではなく、それを越した人間関係を作ることは台湾で良質なお茶を仕入れる為に必要なことです♪

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